任意保険の保険料を決める5要素
自動車保険の一括見積もりサービスが多種多様に存在している時代ですから、保険料を比べやすくなりました。また、そのための入力もシンプルなのでとても楽です。
ですが、自動車保険の保険料は人それぞれですから、加入者の属性次第では数万単位で保険料が変わるケースもあります。 では、具体的には何が自動車保険の保険料を決めるのでしょうか。
自動車保険の保険料を決める5つのポイントがあります。
- 本人の特性……免許のタイプ(ゴールドなど)、年齢
- 補償範囲……本人のみ(or家族)
- 補償の詳細、特約……車両保険や特約があるかどうか
- 自動車の属性……用途、走行距離、車種、料率クラスなど
- 割引……割引制度、等級など
任意保険の保険料を決める要素についてそれぞれ解説!
まず、保険料を大幅に変化させるのが「年齢」です。免許を取得して間もない10~20代はやはり事故の発生率が高いので、保険料が高い場合が多いです。 特に両親などから等級を継承せず、低い等級から始めるとなると、保険料が1年間で8万円くらいになる場合もあるので気を付けなくてはなりません。 逆に事故率は40~50代くらいでダウンするとされており、保険料も低くなる傾向にあります。「おとなの自動車保険」などの専用の保険もあるくらいです。 また、保険料をゴールド免許限定で数パーセント下げてくれる任意保険もあるので、該当する人は探してみると良いでしょう。
そして、補償範囲を本人だけにすると保険料がダウンします。反対に、家族まで補償してもらうとなると、若年層も運転する事になるのでしょうから保険料が激増する可能性があります。
また、任意保険には携行品損害賠償特約や弁護士費用特約などもありますが、生命保険と補償範囲が重なっているケースもあるので(個人賠償責任補償特約等)、無意味に加入しないように気を付けましょう。 総合的に保険(自動車保険、生命保険も)のチェックを行ってくれる保険相談サービスがあり無料で利用できるのでぜひ使ってみてくださいね。
車両保険に要注意!
それ以外でも、同一の事故でも軽自動車と高級車では修理費が違ってくるので、保険料は「車種により定められている料率クラス」次第でも変わります。 また、車両保険(自分の自動車に対する保険)もつけると、高級車の場合は保険料が大幅にアップするので気を付けましょう。 車両保険を利用すると、等級がダウンするなど「トータルの保険料」にも関係してくるので、「保険料がどれくらい上がるか」ということと「修理費」を天秤にかけて考えてみましょう。
それから用途(買い物、レジャー、通勤など)や、走行距離も保険料に関係してきます。 近年では、安全装置割引やエコカー割引なども登場しているので、可能な限り多くの割引が発生する保険業者をチョイスするのがおすすめです。 ただし「保険金の上限額」や「ロードサービスの質」など、万が一事故やトラブルが起きた際にどれくらいサポートしてくれるかという点も重要ですから、保険料だけで任意保険を決めるのはやめましょう。